『神トーク』その2

 

「安心感」について

 

人の脳が最も重要だとしていること

=「死なないこと」「生存すること」

 

現代における安心感

 精神的な安心感(心の安心)

 

質問

 あなたが誰かに安心感を覚えたのはどんな時? あなたが安心感を持って話せる人はどんな人?

 

 

 

 

 

→自分自身が、それを満たしている?

 

 

 

「否定しない」

 人は「否定されること」が怖い

 →傷つくことを無意識的に避けるようになる

 

脳における記憶のメカニズム

 記憶すべきこと、忘れてもいいことを常に選別

 

記憶に残すかどうか

 強い感情が伴っているか(情動的記憶)

 →強い感情が伴う記憶

   =自分にとって重要な出来事

 

 

 

イギリスの会社員2000人

 「嫌いな上司の特徴」

 →「コミュニケーションを取らない」

 →コミュニケーションを取りたくない相手

 

 

どんなことでも「絶対に否定しない」と決める

 

 

「〇〇さんなら、大丈夫。絶対に私たちのことを否定なんてしないから」

 こう認識されたら、周りからどのような存在になるか、想像してみる

 

 

 

→人と情報が集まる

 

※「受け入れる」でなく、「受け止める」

  相手に安心感を与えてからのアドバイスであれば、自然と耳を傾けてくれる

 

 

 

否定しない

 +最後まで話を聞く

 

最後まで話を聞く

 

→自分の考えていることを全て吐き出さないと、新しい考えを納得して受け入れることができない。

 

コップ理論

 新しい水を入れたいのなら、コップの水を減らさなければならない

 

「他にもっと話しておきたいことはない?」

 

相手の行動における「背景と理由」を理解

 

「なぜ、相手がそうしたのか理由を聞く」重要性

 人はどんなによくないこと、間違っていることでも、その人なりの理由がある

 

 

長くなるけど、本文中の例を簡略化して書きます。

 

 

 

重要な会議のプレゼンテーションを、部下に任せたあなた。

30分後に自分たちのプレゼンの時間が来る予定。しかし、部下はまだ来ていない。

時間ギリギリになっても、部下は来ないので、あなたは、仕方なく、自分がなんとかこなすしかないと考える。

そこへ部下がやってきて、なんとかプレゼンが無事に終わる。

さて、あなたは、部下にどのように言葉をかけて、次にこのような状況にならないようにしていきますか?

ちなみにざっくりと状況は下記の通りです。

 

上司「遅れてきて、いったい何してたんだ?」

部下「ちょっと気になるところがあって、プレゼンをさらにいいものにすべく、ギリギリまで修繕していました」

上司(会議ギリギリはナシだろ。それなら連絡しろよ)

部下(開始時刻に間に合えばいい。むしろ、最高のプレゼンをするために時間ギリギリになったのは正しい)

 

はい、この状況で、どのように部下とコミュニケーションを取っていきますか?

 

 

 

 

 

 

 

よくあるあるな例:

上司「会議に遅れるなんて、何考えてるんだ。たまたまうまくいったけど、社会人として時間を守れないなんて、ありえないぞ」

部下「ギリギリまで修正していたんです」(大事なプレゼンだから頑張ったのに、そんな言い方なくない?)

上司「何をしていたなんて聞いてない。遅れること自体ありえないんだ。時間はちゃんと守れよ」

部下「わかりました」(理解してくれないんだ。せっかくうまくいったのに…)

 

 

ちなみに、昔の自分はこんな感じでした(笑)

 

 

 

 

ということで、こういうのはどうですか。

 

 

 

 

上司「プレゼンお疲れ様。素晴らしいプレゼンのおかげで無事企画も通ってうれしいよ。そういえば、少し遅れてきたけど、何かあったの?」

部下「重要なプレゼンだったので、ギリギリまで内容をいいものにしようと粘っていたんです」

上司「なるほど。だから、あんなにいいプレゼンができたんだな。ありがとう。ちなみに、もしプレゼンの時間が予定よりも早く始まっていた時は、どう対応する予定だったの?」

部下「あ、考えていませんでした。プレゼンはその時間だと思っていたので」

上司「そうか。でも、いいプレゼンだったからね。もし30分早く始まってしまうそしたら、どんな対応を準備したらいいかな」

部下「会議に遅れそうなこと、もし早く始まりそうなら連絡してほしいとお願いしていくこととかですかね」

上司「それはとてもいい方法だね。今日は誰かに伝えておいたの?」

部下「伝えませんでした。次からは伝えるようにします」

上司「そうしよう。あと、君の意見を教えてもらいたいんだけど」

部下「はい」

上司「もし君がプレゼンを聞いて決裁する側だったら、遅れてきたけど最高のプレゼンをした人と、時間を守って最初から参加して最高のプレゼンをした人、どっちが印象いいかな?」

部下「それは、もちろん最初から参加した人です」(やっぱり遅れるのはよくないかな)

上司「素晴らしい、その通りだね。今日のプレゼンは本当に素晴らしかったから、次はさらにいいものにするために、最初から参加したうえで、最高のものを提案するスタンスでいこう。今日はお疲れ様。ありがとう」

 

 

人を動かすには、根気がいります。でも、その分のメリットは大きいですよね。

 

 

 

 

好意が持てる上司の特徴

 「責任を持って部下を守ってくれる」

 

 

 

 

否定しない

どうしたの? と理由を聞く形から始まっている

本人に気づいてもらえるように促す

 

 

まだまだ興味深いことがたくさん書いてあります。むっちゃ簡略に抜粋しているだけなので、もし興味があったら、本を読んでもらえると嬉しいです(*´ω`)