『劇画でわかる こうすれば必ず人は動く』デール・カーネギー

 

    成功ノウハウその一

 どのような状況であれ、間違いを犯したときには、それを素早く、十分に、心から認めるということがいちばん賢明である。

 

    成功ノウハウその二

 どんなに人が間違っていると思えても、人を悪しざまに非難してはならない。人を非難する前に、まず自分自身をただすこと。

「自ら裁かれることを欲しないならば、人を裁くことなかれ」

「誰に対しても悪意を抱かず、人を慈しむ」

 誰かを非難したいという衝動に駆られたら、紙がジリジリするような手紙を書いて、それを二、三日置いておき、考えてみる。そうすれば、おそらくはその手紙を出すことにはならないだろう。

 

    成功ノウハウその三

 その人自身の過ちに気づかせなければならないならば、その人の感情を傷つけないように、上手に、思いやりをもって行うこと。その人の面目が保たれるようにすること。

 

    成功ノウハウその四

 自分がいかに素晴らしいかということを語ることをやめて、相手の良い点を心から誉めたたえる。

人間性の最も深いところにある動機は、認められたいという願望」ウィリアム・ジェームズ ハーバード大教授

「相手のことについて話をすれば、その人は何時間でも話を聞いてくれる」ベンジャミン・ディズレリー

 お世辞は利己的で不誠実なもの。それではうまくいくはずがない。自分のことを忘れて、無私の気持ちで相手に対する興味・関心を抱けば、友人を作ろうなどと考えなくても、友人ができる。その結果、おそらく収入も増える。なぜなら、ビジネスというものは、最終的には、自分の気に入った相手と行うものだからだ。